2014年3月30日日曜日

アクセントのお話

「橋の端を箸を持って渡る」
 何語を問わず、アクセントは大事です。通常アクセントの位置は、「,」で表されますが、この文章(以下も同じ)では赤字で表記します。なぜなら文字のすぐ上にカンマを打つ方法がわからないからです(威張って言うことではありませんね)後日わかったらちゃんと書きます。


ルウン
 着物の模様の一つで、千歳の着物にはよく使われたものである。テープ状の布を縫い付けて作る。曲がり角やテープの両端には刺がある。これはアイェといい魔物を寄せ付けないまじないとされている。
 ル=道を模したものと言われている。




アクセントは高低
 アイヌ語は日本語と同じくアクセントは高低です。単語の中でどの音節を高く発音するかが問題です。

*基本その1
 きわめて乱暴な言い方をします。アイヌ語のアクセントは、2番目の音節にあると覚えましょう
例 カイ〜kamui=神様  セタ〜seta=いぬ

*基本その2
 単語の中で1番目の音節が閉音節の場合は,アクセントは単語の頭にきます

原則的な例 
 チェコイキ〜cepkoyki =魚とり  (cepで一つの音節)
  クンネ〜 sirkunne=夜(sirで一つの音節) 

ちょっと難しい例
 アイヌ aynu
 ここで注意しなくてはならないのは ainu ではなくaynuと表記することです。 a iaiも共に開音節です。ですからアクセントは2音節めになりますが、ayは一つの音節としてとらえます。音節の最後が子音で終わるので閉音節です。だからアクセントは第一音節になります。
 イをyで表記するのはアクセントの位置わかるようにするためです。
 何人かの人から聞いたり本を読んだりしましたが、発音には「i」も「y」も変わりはないそうです。ですからアイヌの人たちがどのように話していたか(どこにアクセントをおいて話していたか)を聞き分けてこのように表記するようにしたのです。
 yayrayke~自殺する  yaiyayke~感謝するというぐらい意味が全く違ってしまうものもあります。

 ontaro(オンタロ)=樽の「on」もO+Nで一つの音節です。だからアクセントは語頭にきます。
 
 これまで幾人かの言語学者が膨大な聞き取り調査の結果、アクセントを聞き分け、辞典などにまとめています。「イ」や「ン」が出てきたらちょっと注意しましょう。

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では、 イマンテをローマ字表記する場合どちらが正しいでしょう   yomannte      iomannte   
ヒント イマンテのアクセントは第2音節にあることで判断しましょう。
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その3 例外の2
 全くの例外はどの国の言葉にもつきものです。英語の動詞がすべて規則動詞だったらどれほど楽だったでしょうね。
 同じようにアイヌ語にもアクセントの位置が例外なものがあります。テキストでは16ページに28個並んでいます。
 これ以外にはそれほど多くはありません。
セイ(usey)=お湯 ニ(kani)=私 サム(sisam)=和人 ラ(kera)=味、等のように良く出てくる単語がありますから暗記につとめましょう。

 またテキストでは,すべての単語にアクセントの位置を記してあります。ないのは特にアクセントがない単語、ハウェやフミのように平坦な発音をするものです。
 また、この基礎になっている中川祐氏の編纂による「千歳アイヌ語辞典」では例外のものにだけアクセント記号がついています。後のものはローマ字表記をよく見て判断してください。

 質問の答え
 イオマンテは、アクセントが「オ」にありますから第1音節は開音説出んくてはなりません。ですから答えは
iomannteです。



マタンプシ
頭に巻くバンダナのようなもの
昔は刺繍をしていないのが女性用でこのように刺繍を施してあるものは男性用だった。
これを作り意中の男性に贈り、それを身につけてくれると求愛が通じたという意思の現れだったと言う。
返礼として男性は、メノコマキリ(女性用の小刀)を彫りプレゼントした。

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