2014年8月2日土曜日

楽しい遠足ランランラン




 

7月27日のご報告

あいにく時々雨、しかも最後は「豪雨」まで降りまして、「🎼 雨 さんざん」でしたが参加者12名という大盛況で、責任者としては大変嬉しい一日でした。

蘭越生活館のある新星町内会が、当日町内夏祭りということもあり集合場所を急遽名水公園に変更。でも何のトラブルもなく時間までに全員集合。
トウ教室きってのご新婚ご夫妻も含め3組のご夫妻が参加してくださったんで。資料不足も何とかクリア。

早速 ポロピナイから検索を始めました。
以下は、当日お配りした資料です。(赤字は書き足しました)

支笏湖周辺の地名
参考文献 
 ちとせ地名散歩(長見義三著)アイヌ地名リスト(北海道環境生活部)他辞典など

 
支笏湖
シコット
 si kot  to1
 本当に  深い  湖
 しかし、この湖が深かったのでこんな前がついたのではない。
 シコッは本来千歳のどこかをさす地名で、
 そこを流れている川がシコッペツ その上流にある湖なのでこの名がついた
 正式な呼び名 シコテトホ  千歳川 腕(?) 湖(今泉柴吉翁 伝)
 カムイノミなどで言う時は
  タン シコ エコ エ アン パラ ト  ト コ カムイ
 (この  千歳川の 中程にある  広い湖 (その)湖の神よ ) 
この湖にはいくつかの伝説が残っており、その中の一つを三浦さんに朗読して頂いた だいた。
ネット情報
 4万年ほど前に形成された支笏カルデラに水が溜まったカルデラ湖である。形成当初の形状は円形であったが、カルデラの縁に恵庭岳風不死岳が噴出したことにより、現在のようなくびれた形となった。
「日本最北の不凍湖」であるが、これは温かい水が湖の深部に残存していて水面を暖めるため、湖面の水温が下がりにくいので凍りにくくなっているためである。しかし、低温の日が続いた場合には結氷することがある。最近の全面結氷は2001年(平成13年)で、その前は1978年(昭和53年)まで遡る。
 また支笏湖は、透明度の高さで有名な摩周湖バイカル湖に匹敵する透明度を有している。環境省の湖沼水質調査では何度も日本一に認定されている。
 1894年(明治27年)より阿寒湖から移入されたチップ(ヒメマス)の養殖事業を行っており、ヒメマス釣りを楽しむこともできる。
 湖の周囲は約40km、最大水深363m、平均水深265mである。国内では秋田県の田沢湖に次いで日本で2番目の深度となっている。
 面積は琵琶湖の1/9程(国内では8番目の大きさ)だが最大水深は3倍以上もあり、貯水量は20.90km3は国内では琵琶湖に次いで日本で2番目に多い貯水量となっており、琵琶湖の貯水量3/4にまで達する。
カルデラ湖としても屈斜路湖に次いで日本で2番目に大きいカルデラ湖である。


チリセツナイ
 紋別岳 から支笏湖に流れ込む小川。ポロピナイに向かう道路や住宅地などは汚染を防ぐため,地下道になっている。現在の王子製紙保養所にはいる道路に沿って深い沢になっている。
 ヒメマス養殖所の水資源として活用されている。名前でも付いていなければ見逃してしまう小さな谷川。でも水はきれいで冷たそう。
 tir  set  nay
   鳥の巣がある沢(川)
 この鳥は鷲のことではないか。昭和の初め頃までは鷲が住んでいたという
 この川の水を利用して水産庁ヒメマスふ化場・王子製紙貴賓館(大正5年 
 1916)が建てられた。この貴賓館には離日直前のマッカーサー元帥が
 日本人女優と泊まる。その女性は宿帳に「大和撫子」とだけ記載したとい
 う(長見) アイヌ語地名とはまったく関わりない話。



ポロピナイ
 poro  pi  nay
  石コロだらけの川 の大きな方 現在はキャンピプ場として有名
 恵庭岳の中心にある大きな裂け目から春先や大雨の時だけ流れる水で押し
 出された石ころの川。普段乾いている川のことをピナイという(から川~
 利尻など各地にある)
札比内などピナイがつく地名は北海道の各所に見られるが、 東北の比内鶏(ヒナイドリ)の比内も語源はピナイでだろうと言われている。

ポンピナイ
  pon  pi  nay
 ピナイの小さな方 丸駒温泉の奥にある
 ピナイだけで谷川という意味もある
岩石を小さな物から順に言うと
   ota=砂    utaと発音される場合もある 小樽、歌志内などの地名に残っている
 pi=石(手で握れるぐらいの)
suma=石(それより大きめの)
iwa=岩石





紋別岳(標高865、8m)
mo   pet
静か 川 
mo には、「静か」の他に「小さい」という意味もある。長見氏によればこの川はけっして静かに流れている川ではないので、小さい川という意味ではないかとも言っている。また、この川と千歳川との合流地点に「モベツブト」と呼ばれている所がある(夕張日誌)。ブト=put=くち(口)
 他の地域にある「モンベツ」という地名には、川の流れが静かというのではなく,疫病が流行ったとき、その村だけが病気から逃れることが出来た、という言い伝えから「平和な」という意味であると解釈されている所もある。北見地方の紋別 日高地方の門別などの地名が有名。いずれも語源は同じと思われている。
 アイヌモシリは人々が平和に暮らす大地と訳せばかっこいい

 もう一つおまけ
 川が二つ並んで流れている場合、大きい方を親、小さい方を子どもに例えmoを付けることがある。(モイザリ=恵庭市)また、本流に対してmoを付けることもあるという。 本流は si  pet=士別・標津などの地名が残る
 大きな川=ポロペツ(幌別) 小さな川=ポンペツ(本別)という言い方もある。ポンとポロは比較して言う言葉。ポンの近くに必ずポロがある。でも、モの近くに必ずシがあるとは限らない。


不風死岳(標高1102、5m)
hup  us  i  nupuri
とど松 群生するところの 山
 明治24年刊の「北海道地質報文」では hup  us  nupuriと記され「とど松の密林で覆われ」と表現してる。
 この山が円形だった支笏湖をひょうたん型にした第一号の火山。このように大きな火山(ここでは古シコツ火山)の活動が収まったのちに新たな噴火によって出来る火山を「寄生火山」という。
 まず、不風死岳、前述の恵庭岳、後述の樽前山が出来た。その後に形成するペウレと、もともとの古シコツ火山の噴火口(現在は湖底)とが一直線に並んでいることは有名な話。多分深い地の底でには大きな割れ目が直線的にあって、次の噴火を虎視眈々と狙っているのだろう。 
 ちなみに、3.11のような大きな地震の数年あとには巨大な火山の大噴火というのが例外なく起きているというから・・・
 不風死岳は昔からヒグマの棲息で知られている。冬になると千歳だけではなく胆振、恵庭、札幌方面の熊も冬ごもりにやってくるそうだ。 巣穴は約200カ所ほど見つけられている。


オコタンペ湖
 北海道三大秘湖の一つ
   o  kotan  un  pe
(川)尻 村 の 物(この場合は湖) 
 昔、オコタンペ川の河口付近に何戸かのチセがあった。ただしそこに定住していたかは不明。例え狩り小屋のように、村落を形成していなくてもコタンと呼んだらしい。


美笛
 確かな訳語はない*ピプイ 水なし沢(?)のヤチブキ(エゾノリュウキンカ)

 *ピピオイ 小石原(?)にあるある物
 などがあるがいずれも確かではない。当時長見氏が取材した小山田翁はわからないと言った。
 ただ、この奥には金鉱山があり、太平洋戦争当時の必要性からかなりの人数が従事していた。昭和40年代まで採掘していた。


千歳川
 支笏湖の項参照
 「シコ」と呼ばれたところがどこなのかは定かでないそうで、諸説ある。勇払から恵庭・島松までを言うとか、前回行った第一発電所あたりの渓谷をさすとか、千歳神社から下の方(千歳小学校のあたり)の狭い場所,北栄の坂の下全体(知里)とか言われているが,広大な土地を支配する、管理する必要のなかった当時のアイヌの人たちがそれほど広い範囲をさす地名が必要だったのか、と考えると、千歳神社の下あたりと考えるのが妥当なのだろう。
 だから和人もその中心に神社を建てアイヌの人たちを精神的に支配しようとしたのではないか。(これも一説)
 千歳川は、支笏湖をさらに超えて美笛より西にのびる。


パロ
 pet  par(-o)~所有形・・・・・para=広い
 川 口
 支笏湖から千歳川に流れ出る口 (河口の反対)


*ナイベツ川
 nay   put
   川  口
 これは現在のナイベツ川が千歳川と合流する場所。名水公園、すなわちナイベツ川の出口(河口)ということ。
 本来は川の名前ではないが、河口に付けられた呼び名や、その流域に何か特徴がありそこに付けられて名前がそのまま川全体の名前になった例は珍しくない。シコッペツもその例の一つ


ポロソウ
poro  so
大きな 滝 
 日本名ではソウとなっているが元の言葉はソ
千歳川にある最も大きな滝で,現在は第一発電所のための水明ダムができて水量がなくなり「大きな滝」と言うことが出来ないが、夕張日誌(松浦武四郎)によると、高さ約15メートル、幅6メートル、と記載されている。
海から上がる鮭たちもここまでで、この川を遡上することは出来なかった。
ちなみに千歳川の大きな滝は、これを含めて4つあったそうで、ネッソウという滝を残し、ダムなどのため現在は確認することが出来ない。
ソとソウ(ソー)というのは同じ意味
洞爺湖の近くにある壮瞥(そうべつ)も  so  pet  で、滝+川=滝のある川という意味




恵庭岳(標高 1319、7m)
 e  en  iwa
頭が 尖っている 山  
イワは岩という意味もあるが山という意味もある。霊山をさす場合が多い
札幌の藻岩が有名(ただしこれは現在の円山のこと)
旧シコツ火山が大噴火を繰り返し、大きなカルデラを形成、そこに水がたまって支笏湖が出来たが、円形だった支笏湖をひょうたん型にした犯人の一人が恵庭岳



樽前山(標高1041、0m)
ota  ru  oma  i      砂 道 ある 所
樽前山の噴火以来,樽前川に砂が流れるため付いたという説

taor  oma  i        高い岸 ある もの(川)
樽前川を遡ると、両岸が目のくらむような切り立った崖があり、水がその底を流れているから。という二つの説がある。こちらが有力か。
千歳の人が切り立つ岸の上から下を流れる千歳川を覗き込んで「深いなあ」感心してと名をつければ、苫小牧の人は樽前川の川 辺に立って両岸を仰ぎ見て「高いなあ」と感心して名を付けた。面白いとは思いませんか?
 千歳の人は川の名前は湖に着けた。
 樽前山のことは「火をふく山  ohuy  nupuri  と呼んだ。


ペウレ(標高932m)
 樽前山と不風死岳の間にある小さな山。不風死岳をお父さん、樽前をお母さんに見立て、夫婦の間に生まれた子どもの山と言われていた。このように川や山のような自然の地形を人間に見立てる例は他にも見られ、アイヌ民族の自然観を考えるときの重要な手がかりの一つとされている。
 ちなみに「ペウレ」とは、若い、育つ、転じて小熊(2歳以下の)という意味がある。(駅前の複合ビルの名前はここからつけた)


キムンモラップ(標高478、0m)  ピスンモラップ(標高506,6m)
 モーラップというキャンプ場があるが、昔からモーラップと呼ばれていたわけではない。知里真志保氏の地名辞典ではオホサム(湖岸の入り江の奥=腹の底)と呼んでいたという。
 モラップ(モーと延ばしても意味は同じ)とは、キャンプ場を挟むように位置している小さな山のこと。
mo  ra  p
小さい 低い もの(山)
という意味で、湖岸を言うのではない。二つの小山は湖畔に近い方がキムンモラップ(山側のモラップ) 苫小牧よりがピスンモラップ(浜側の小山)という意味。
 ピスというのは、支笏湖の岸という意味ではなく、太平洋の海岸をさす。

 

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